雲龍山 勝興寺雲龍山 勝興寺

高校生が
勝興寺を
詠んでみた!

 

富山県高岡市の伏木にある国宝勝興寺。
大伴家持が国司として赴任し万葉集ゆかりの地としても知られる「歴史都市 高岡」。
地元の高校生たちが「勝興寺」をテーマに5・7・5・7・7短歌を詠みました。

 
 
高校生が勝興寺を詠んでみた!高校生が勝興寺を詠んでみた!
 
◎選者

笠木 拓(かさぎ たく)

1987 年新潟県糸魚川市生まれ。富山市在住。
第一歌集『はるかカーテンコールまで』(港の人、2019年)で第2回高志の国詩歌賞、第46回現代短歌社賞を受賞。「遠泳」同人。
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高校生が勝興寺を詠んでみた!
出詠歌30首

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ふるこはん祖母と本堂参る朝一陣の風に歴史の薫り 伏木高校 2年 坂東俊希
時を経て国の宝となった寺今の文化も千年後には 高岡南高校 2年 増井心都
平成の大修理を経て蘇る伽藍配置が歴史を語る 高岡工芸高校 3年 茶木大典
勝興寺観光名所の頂点へ親の顔より見た地元愛 高岡向陵高校 1年 ばりにー
勝興寺煌めく光の幻想よ静寂の夜(よ)に祈り捧げん 高岡南高校 2年 ざるそば
荘厳な唐門仰げば空青し風が運んだ堅香子の声 伏木高校 3年 高田響楓
四隅にて屋根を支えて本堂の邪悪なものはすべて消し去る 高岡向陵高校 1年 ちゅーりっぷ
帰り道友と歩くは夕日うけあかく輝く私の故郷 高岡南高校 2年 水島桃花
一年生一緒にさがした七不思議今ではもっと深まるきずな 伏木高校 3年 ふたりんのかいぬし
七不思議龍が見守る枯れない池それでも枯れる現代の夏 高岡向陵高校 1年 もりはる
厳かな寺から見える伏木の自然彼もかつて見ていたのだろうか 高岡南高校 2年 辻柚月
ふるこはん可笑し不可思議七不思議伝わる謎みな見つけてみんけ 伏木高校 2年 松下晋多朗
友人のかげをおいかけて波の音思い起こすは“ただ君に晴れ” 高岡南高校 2年 盤若伶奈
八不思議亡きあの人とすれ違ふ唐門の橋知るものぞなき 伏木高校 3年 大垣恭也
国宝の金箔光る勝興寺歴史を語る欅の柱 高岡工芸高校 1年 高桑芽来
照りつける真夏の陽集め本堂へ冷えた畳が素足に染みる 伏木高校 3年 Pちゃん
古くから教えを説いて見守って地域を支え国の宝へ 高岡工芸高校 3年 麻婆豆腐
境内でカキーンと響く金属音勝興寺でも甲子園 高岡向陵高校 1年 まるちゃん
数百年屋根を支える天邪鬼曲がることなき不屈の心 伏木高校 2年 仁岸航
立派な木早く食べたい美味いモノいつまで待たせいつ実るのか 高岡向陵高校 1年 地﨑桜空
ふるこはん二十三年の衣替え江戸の景色を令和にうつす 高岡工芸高校 2年 名田纏
がっしりと屋根を支える天邪鬼国宝守る影の番人 高岡南高校 2年 四十住天瑠
勝興寺年月を経て国宝へ伝統残す職人の技 高岡工芸高校 3年 千澤慧祐
晴天の青にも負けぬ勝興寺その輝きは未来へ届く 高岡南高校 2年 すぽんじ
勝興寺実ならずの木もわたくしも実るその日を夢みつづける 伏木高校 2年 鍛冶萠佳
木々の間に顔覗かせる立山より万葉の風吹く勝興寺 高岡向陵高校 1年 いないないばあ
境内に今も昔も響く声子らは無邪気に天邪鬼笑う 伏木高校 2年 中島彩那
職人の技術で残す大伽藍歴史を繋ぐ柱と市民 高岡工芸高校 3年 茶木大典
室町より高岡の町を見守りし変わらぬ姿永久(とわ)に続くや 高岡南高校 2年 髙田ゆい
国宝に時空を超えて気をかりる来年の夏の笑顔を胸に 伏木高校 2年 町口晟衣萊
 
 
 
 
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